ギリシャがデフォルトしそうな勢いです・・・

ソブリンリスクで話題になっているギリシャですが・・・

ギリシャ10年もの国債が大幅に下落しており
その金利がなんと8%まで上昇しています。

ちなみにユーロの金利が1%程度だと思いますが
この7%金利差は一体なんなのでしょうか??

このギリシャもユーロのひとつと見るのは
かなり厳しいんじゃないでしょうか。やっぱり。

やはりギリシャをユーロから外して
一度、ギリシャをデフォルトさせた方が良いと思うのですが
どうでしょうか?

ユーロ通貨の価値を保つ為には
この策しかないように思えます。

ちなみにユーロ救済では、総額300億ユーロを救済策として
当てるらしいですが・・・

はっきり言って全く足りないです。
焼け石に水です!

その救済額の300億ユーロは7月までカバーできるらしいが
年内に必要な額は1000億を越えるらしいです。

ちなみにどのくらいギリシャの債務残高があるかと言うと・・・
ギリシャ :2970億ユーロもあります。

さて、この対応はユーロはどうするのでしょうか一体??

またギリシャだけでなく、ソブリンリスクを負っている
ユーロの豚と皮肉に言われている各国の頭文字をとった
「PIGS」の各債務状況のデータを整理しましたのでご確認ください。

P:ポルトガル
I:イタリア
G:ギリシャ
S:スペイン

■ 財政赤字比率 GDP比率

ポルトガル:8%
イタリア :5.3%
ギリシャ :12.7%
スペイン :9.5%

■ 政府債務残高 GDP比率

ポルトガル   77・4%
イタリア   114・6%
ギリシャ   112・6%
スペイン   54・3%

■ 公的債務残高(単位:ユーロ)

ポルトガル:1302億
イタリア :1兆8000億
ギリシャ :2970億
スペイン :4789億

■ 外国人保有債務の割合

ポルトガル:80%以上
イタリア :42%
ギリシャ :77%
スペイン :44%

※ 2009年見通し

ギリシャの次も確実に来そうです。
ポルトガル辺りもかなりやばそうな感じです。

ちなみにGDP比の債務残高で言えば
日本は197.2%にも達しますが・・・

この債務のほとんどの国債は自前の債務なので
今の今まで大丈夫なのであります。
まぁ、問題と言えば問題ですが・・・

※ 各国の債務残高GDP比

さて、話はギリシャに戻りますが
もし焼け石に水でもギリシャにユーロ救済となった場合は
やはり間違いなくユーロ安・ドル高の動きになるかと思います。

そしてドルと円はほぼ連動して推移しているので、この動きとなれば、円高となり他の通貨ペアにおいても円高の動きになるかと思います。

リスク回避のドル買い、円買いの流れでしょうね。

もちろん、ギリシャのデフォルトとなれば株安にも繋がりますので要注意です。

今のところ、NYダウ先物には少し下落していますがあまり目立った動きはないですね。

米国企業の決算が予想よりも良いものが出ている事もあり影響がそんなに出ていないといった印象です。

シカゴ日経先物も今日の日経平均株価と大して変わらない動きで、明日はもみ合いそうな動きです。

個人的には株価の調製下落は中途半端ですので、もうちょっとど〜んと下がって欲しいです^^;

今日の上昇も買いは我慢でじっと待っています。

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この株ブログの管理人
井手 剛(イデ ツヨシ)

【投資暦】18年くらい
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【証券会社】VALU / SBI証券
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