米経済はNYダウの下落が示している?

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本日の日本株は、昨日のNYダウの上昇を受けて底堅い展開になるかと思いきや、弱く寄り付いた所からじわじわと下落する展開となりました。


結局、この弱い動きが売りを進める形となり、ずるずると売りが広がり後場の14時半過ぎから一気に売りが加速して日経平均は前日より211円安い日経平均14388円で引けています。


今日の動きを考えれば、ここ最近はNYダウの値動きを日経平均が先取りするような値動きになっているような気がします。


昨日もそうでしたし、ここ最近そんな動きになっている感じがします。とくれば、昨日のNYダウが150ドルくらい上昇しているのも、また今日は弱くなりそうな感じがなくもないです。


昨日のNYダウの上昇はデュポン社の業績見通しが強気だったことや、連日の下落からの反発もあって、NYダウが150ドル近く上昇したもようです。


昨日はこんな講演もあってか、底堅い上昇の要因になったのでしょうか??


米景気後退の判断は時期尚早=セントルイス地区連銀総裁
08/01/10 01:24


 [セントルイス 9日 ロイター] 米セントルイス地区連銀のプール総裁は9日、米連邦準備理事会(FRB)が成長とインフレリスク双方を監視しているとした上で、住宅市場の低迷により米経済が景気後退に陥ると判断するのは時期尚早との認識を示した。  総裁は講演で「米連邦公開市場委員会(FOMC)は景気後退とインフレリスク双方を注視している。景気後退のリスクは主に金融市場の混乱によるもので、住宅市場の問題が経済全般に波及する恐れが出てきた」と語った。  「住宅セクターの問題により米経済が景気後退入りするか、現時点で判断することは時期尚早だ。ただ、現在の状況を注意深く見極め、理解することはできるはずだ」と述べた。  また「現在の金融の混乱収束には時間がかかるものの、米経済ファンダメンタルズは依然力強く、2008年は成長の年になるとみられる」とし、成長が今年上半期に減速した後、下半期には加速すると予想に言及した。


内容を読んでみて、改めて微妙なコメントだなと思いました。というよりも、全く見込みが甘いとしか思えないのですが、どうでしょうか?


景気後退に向かう時に、住宅の特別な優遇ローンでばら撒くという事が米国に限らず、最終手段というか、どこの国でもある話なのですが、住宅バブルを見れば、これが破綻すればどうなるかは、日本人の僕らが良くわかっていますよね。


何せバブル時代を体験していますから。
あの時の株価の下落を見れば、今のNYダウなんてまだまだこれからと言う感じがするのは僕だけでしょうか?


無理やりな融資枠のローンで住宅を買わせていた所が、そろそろ限界が来ている所にある今の現時点で、いままで騙し続けてきた景気後退のほつれがいよいよ爆発しそうになっているのが、今の米国経済である所をみると・・・


2008年が成長の年になると言っているプール総裁の発言は、この人は正気か!?と読みながら笑ってしまいました^^;


このサブプライムがらみの投資商品は実に10年位前から、適当な格付けをつけては販売し続けてきた推移があり、この長期に渡って続いていたものが、わずか1年や半年くらいでなんとかなるとはとても思えないです。


これもまたバブル時代を体験してきた日本だからわかる話ですが、ようは中身が良く見えない投資商品に、資産価値もないような不良債権を膨大に抱えている状態にあるというわけです。


これを短期間に処理できるのか?と言うのを考えれば半年や1年でどうにかなる物ではないと言うのが答えだと思います。


10年くらい売り続けてきたサブプライム絡みの投資商品は、一説によると100兆円あまりあるとも言われており、その投資商品の資産価値を算定できない状態の今、サブプライムによる米国の景気後退は、まさに本格化するのはこれからだろうと思っています。


と言うわけで、プール総裁がなんの目的かわからないですが、わざとらしいコメントしています。ですが、こんなコメントを無視して軽く受け流して考えると、米国景気後退はもう始まっていると言って良いと僕は思います。


そもそも住宅販売を特別優遇ローンでごっそり売り始めてきたときから、景気後退が見え始めていたのを騙し続けていたのかもしれません。


と言うわけでプール総裁のコメントから情報の意図を感じながらも、NYダウのチャートレンドだけを見ても、既にばっちり下落トレンド入りしています。これは日経平均のチャートも同様です。


その為、買いで保有し続けるのはかなり厳しいです。
むしろ、信用売りでそれほどポジションを持たずに保有していった方がずっと利益が出やすいでしょうね。


また原油や金やプラチナなどを買ったり逆行高となる物を買うとか、そういう対応になるかと思います。


1月中旬以降に米金融機関の決算が出てくるので、そこまでは積極的な動きはとれず、戻り上昇してくる相場になるならば、売りをしかけていくと感じでと思っています。


と言うわけで引き続き売り姿勢です。
また保有なしでノーポジションでも良いかも知れません。


と言うわけで本日はこの辺で!
明日はオプションSQ日ですが、あまり買い材料もなく弱くもみ合いそうな雰囲気です。


NYダウで大きく下げればまた弱くなるかもですね・・・


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という訳で本日はこの辺で〜!



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井手 剛(イデ ツヨシ)

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