アブダビ投資庁ネタで上がり過ぎ・・・


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本日の日本株は、前日のNYダウの200ドルオーバーの下落を受けて、大幅下落のスタートとなりました。


日経平均の下落も300円オーバーで前場を引ける展開で、売り一色で今日の1日が終わりそうな雰囲気でした。


ただ、この前場と後場でまったく動きが変わってくるのが最近の日本株相場です。午後からは、アブダビ投資庁がシティバンクの資本参加が伝わり、相場の雰囲気は一変して午後から急騰する展開になりました。


昨日の中国に引き続き、今度はオイルマネーか!?
しかし、前場からみて、後場は400円幅の上昇となる展開をみて、なんとも節操のない日本株式市場なんだろうと愕然と、唖然とするばかりでした・・・。


どんだけ、上昇するネタを待望しているのですか(汗)


というより、この資本参加の資金が75億ドル程度の物という事を考えれば、大した額ではないはずなのに反応しすぎ。。。絶対これは調整して下落に転じると思っていましたが、やっぱりそんな展開になりました。


ただ、思いの他、底堅く弱くなってから再び上昇してくる展開になりました。まったくその押目買いは意味がわからん(怒)


とにかく全く手をだせない、いやだしたくない相場の1日でした。


このアブダビ投資庁によるシティバンクの資本参加であるが、もともとシティバンクは、サウジアラビアのアルワード王子がかなり出資をしていて、いうなれば今日の資本参加のニュースは、オーナーによる自社株買いに近いのではないか?と思われます。


しかも75億ドルって全然少ない・・・


これで今日の相場が動きすぎるところをみると、またやっぱり仕掛けの相場であることはほぼ間違いないと思っています。


結局、75億ドルの資本参加以上に為替と株価の変動の方が大きくむしろ、この変動で利益を上げてそうな雰囲気がばっちりありますね。。。


サブプライムローン自体は30兆円の損害を得るかもしれないという試算もありますが、これはかなり少ないと言われています。


その額120兆〜130兆程度あるとも言われています。


なのに、なのに・・・
75億ドルなんて焼け石に水です。


さらには、このシティバンクの資本参加を皮切りにオイルマネーが米国経済の下落の歯止めとなる役割をするかどうか??と言う所では、大いに首をかしげる所です。


彼らにとって、今燻っているサブプライムローンの救世主となる役割をする必要が見られないからです。


もし、自分がアラブのオイルマネーを自由に使える立場になるとしたら、アメリカがサブプライムローンでスパイラル的に落ち込んで大暴落が起きて、ドルが崩壊した時・・・


その時に初めて大量の資金を投下するのではないだろうか??アラブ各国が米国とかなり仲の良い関係で、いままでお互い支えあってきた親友のような仲であるという事であるならば、わからないまでもないが、どうだろうか?


むしろ逆なのではなかろうか?反米感情を見せないまでも、快く思っていないアラブ各国は多いはず。そんな彼らがアメリカに手を差し伸べるようなオイルマネーを投入するかどうか???かなり疑問なのです。


という訳で、今日のアブダビ投資庁の資本参加の報道も、相場を動かすための、種火にしか過ぎず、オイルマネーの本格投入と言う意味では全くないと考えています。


今このタイミングでオイルマネーを投下する意味がわからないですから・・・
これは中国も同様ですね。


まだサブプライムも全体像が見えたわけでもなく、問題山積みの金融機関に資本参加してマネーを投下する事自体、投資家としての感覚を疑います。


もし僕ならば、このわずかな資金を使って相場を動かしてそれで利益を上げるでしょうね。
当然ながらそうします。


その方が簡単に利益を上げられる立場にいるわけですから、彼らは。


結局、報道前にかなり買いをいれておき、そして発表後の高値で一気に売り抜ける。こんな簡単に勝てる方法なんてありませんから^^


という訳で今日のアブダビ投資庁の話は、昨日に引き続き相当怪しい動きと思っています。


と言うよりも、ドル円相場もアブダビ投資庁の報道から一気に108円半ばまで戻しましたが、今となっては結局107円台まで再び上昇する展開となっており、昨日よりもさらに弱含みの展開となっています。


という事で、サブプライムの外部環境は全く変わっておらず、為替においても昨日よりも円高が進み、日本株市場においてもマイナス要因は否めないです。


今日のアブダビ投資庁の発表で上昇して追えた日経平均ですが、ここからさらに上値を追ってかって行く気持ちには全くなれないです。


だって前場の終値で、後場からの寄りつきでいきなり日経平均が400円幅で上昇しておりました^^;


いくらなんでも動きすぎですよね・・・
と言うより、情報のネタ元は儲かりすぎるくらい利益を上げた事でしょう(笑)


相変わらず乱高下相場に、個人投資家はかなり冷ややかな反応で、投資マインドもかなり落ちているる様子です。


結局、今日の日経平均の上昇をみても、突っ込んで打診買いを入れるほどの力強さもなく、またサブプライムによる外部要因も全く良くなっていません。むしろ日に日に危険な状況になってきている。。。そんな状況です。


という訳で今日の上昇の動きをみても、やっぱり売りスタンス継続というように考えています。


サブプライムローンの複雑化の根っこは相当深いと思われ、これからますます深刻な状況に陥るだろうと考えているからです。


という訳で、やはり相場の悪化は避けられず、下落相場でも利益を出すスタンスで売りスタンスは変わらずです。


なるほど、参考になりました!と言う方は一つクリックで
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という訳で本日はこの辺で〜!


この記事へのコメント

1. Posted by ななや   2007年11月28日 00:04
初めまして。いつも参考にさせてもらっています。

私も昨日今日の流れは怪しすぎと感じました。
ただ、怪しいとはいえ値幅が大きいので大きなポジションを取った人だけ巻き添えを食ってるような感じがします。

後場の途中から買いに向かった人はきっと今晩のNYが反発して翌日の日経上げをにらんでの事でしょう。
でもこの数日の騒ぎで騰落レシオは一気に80まで戻ったので、よほどNYが反発しない限りきっと明日は・・・
2. Posted by ポール1世   2007年11月28日 03:44
「お金持ち国が長期の投資をする時代になりました。」という事らしいですね。
価格を操作する意図も少しはあるかもしれないが良い方へ進めば、楽して儲ける事もできるかも・・・
3. Posted by いで   2007年11月28日 14:56
>ななやさん

ですね。乱高下する相場なんでポジションを小さくして方向感をみていく相場だと思います。

若干揉み合いな感じになってきているので、様子見ですね。。。

今日の日経は弱いのでNYも弱くなりそうな気もしますね。
4. Posted by いで   2007年11月28日 14:56
>ポール1世さん

表向きの記事だけ見ると、そう書いてあるようですが、果たしてこれが真実がどうかは怪しいところです。

今のタイミングでオイルマネーが来るのもどうも変な感じです。

自分がもし投資家だったら、まだ買わないと思いますので・・・

米国が抱えるサブプライムの膿が出尽くすまでは、ゴーサインはしないでしょうね。

まだ為替も株も下落幅に余裕がある感じもしますし、自体が動いていないのにあのタイミングでのオイルマネーの全面的資本投入は考えにくいです。

シティの資金繰りのつなぎにしか過ぎないような気がします。

米国金融の年末越えができるかどうか、と言う所だと思います。

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井手 剛(イデ ツヨシ)

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