怪しい中国政府系ファンドネタで暴騰なり（謎）

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本日の日本株は、先週のＮＹダウの上昇を受けて、高く寄り付くのかな？と思いましたが予想外にも日経平均３０円高あまりとやや、控えめにスタートしました。

ですが、午前中の途中から１兆４０００億ドル（約１５１兆２０００億円）を超える中国の外貨準備の一部を運用するために設立された「中国投資有限責任公司」が日本株式への投資に乗り出す。９月末設立の同公司の資本金は２０００億ドルで資金の約３分の１を海外の株式やファンドなどに投資するもようだという。

こんな噂が出たこともあって、大きく弾みをつけて上昇していく展開となりました。この動きをみて、

「欧米外資系ファンドが日本株を売ってきているのに、怪しい話だな・・・」

と思っていましたので、この報道による上昇はかなり懐疑的に見ていました。ただそれでもどんどんと上昇していくのを見て、流れがもしかしたら変わるのかな？なんて思ったりもしました。

いけいけで上昇する株価を見ても、いまいち信用における上昇に思えず、様子見を決め込んだ1日でした。

そんな相場でしたが、午後の中ごろになってやっぱり、こんなネタも出て来てそう簡単な話ではない事がわかりました。

以下の一文です。

14時過ぎに出てきました（おいおい）

中国政府系ファンドは「日本や他の市場に投資するかどうか、まだ決めていない」とロイターに語っており、一過性の材料に終わる可能性もある。

やっぱりか・・・
と思いましたが、騙しネタのような感じです。まだ決ったわけでもないし、結局、この報道で判った事は、余分で潤沢な資金を中国は持ってるよ～。ってことだけでした。

それにしても、中国人が日本の株は買う理由ってあるのでしょうか？？彼らは生粋の商人でもあるし、ビジネスマンでもあるので、今の日本に資金を投下して投資する意味があるかどうかかなり怪しいところです。

そういう意味で、今日の報道はかなり仕掛け的なニュースのような気がしてなりません。

結局、後場に中国政府系ファンドはまだ日本に投資するかどうか決っていないという、報道が出たことで株価の上昇にブレーキがかかり、そこから今日一日の利益確定も混ざって、上昇から転じて下落していくような流れになりました。

その結果、日経平均は１５１３５円で引ける形になり前日より２４６円安く終えた相場になりました。

新興市場においても同様に全体的に買われる動きになり堅調に推移しているという形になっています。

ただ、今日の相場をみて思うには、全体の上昇のわりには個別株は強く上昇している銘柄はそれほどないな。。。という印象を受けています。

これは日経平均が今日の値動きで前日より４００円近く上昇したところであっても、さほどの強さを感じませんでした。

という事は、個別株を買うという動きよりも先物主導で全体の指数をあげてきたというような動きが強いのかもしれません。

いずれにせよ、今日の中国政府系ファンドの報道の真偽はわかりませんが、本当にこの資金が日本に入れば株式相場も盛り返しもありそうな感じもしなくはないです。

約１５１兆２０００億円あまりの資金が外貨準備金として余力のある中国はサブプライムローンで混乱している米国も気になるところでもあり、今後の相場のキーになってきそうな気がします。

とは言え、サブプライムローンの問題は解決するかどうかはまた別の話ですので、中国の資金が入っても入らなくても、戻り上昇のあとは小高くなってきた所で売りをしながら、下落トレンドに乗って行くのがベターだと思っています。

ドル円の為替の推移も、朝からたいして変わらない水準ですし、日本株の今日の強い上昇も
受けて明日からまた上昇していくシナリオは考えにくいかなと思っています。

一時、１０８円２０銭辺りまで落ち込む動きを何度か見せており、むしろ日経平均と連動性のある為替の動きをみると、むしろ再び円高に向かう動きをみせるような感じでもあります。

という訳で今の時点では、明日の日経平均がさらに上昇するとは何ともいえないという感じです。

あとは今晩のＮＹダウの値動きを見ての判断になりますかね＾＾；

という訳で今日の反発で相場の方向感は少し判らなくなってきました。最近、仕掛け的な値動きが多いので本当に気持ちがわるい相場ばかりです。

引き続きポジションを少なくして相場に望むべきという感じです。

では、本日はこの辺で。

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