NY大反発で流れは上昇に向かうか?


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本日の日本株は、ウォルマートの予想以上の好決算からサブプライムローンの景気減速の不安が薄れたという事もあって大反発のNYダウの値動きを受けて、大幅上昇する展開となりました。


日経平均は寄り付から勢いのある上昇をみせ、また後場にかけてもさらに上昇する動きをみせて結局、前日より372円高い15499円で引けています。


また新興市場もジャスダック、ヘラクレス、マザーズ共にかなり高い上昇をみせて、各市場共に3%を超える上昇となっています。


特にこの3市場の中ではマザーズ市場がここ最近の活況が目立ちます。


結局、サブプライムローンで世界の株式市場、為替市場に変動をもたらした張本人の自作自演のような?景気減速、景気好調を発表しての大暴騰する展開に振り回された相場として思えなくはないのですが、それにしても今日の大反発は凄かったです^^;


この大反発のおかげで売りポジションにおいては例外なく、損を抱える事になりました(怒)


いくら戻すと言っても、あれほどまでの大反発とは、ありえないですね^^;ただ冷静に考えれば、上昇の流れも一気に上昇となれば、今まで売っていたエネルギーのまき戻しもあるだけに大反発となる理由もわからなくもないです。


ただ、昨日のNYダウの上昇を見て、その理由を見てもたった一つの企業のウォルマートの決算だけで、サブプライムローンが解決したとは思い難いです。


問題は本日のNYダウの値動きなのですが、昨日に引き続き強く上昇してくる展開ならば、またさらに明日の日本株も明るい形になるでしょう。今日はNYダウにおいても売り方の買戻しもあるのである程度は、上昇しそうでもあるし、手堅く上昇してきそうな雰囲気でもあります。


それにしてもなんとも強引な上昇でした(涙)


NYダウはちょうど13000ドルのサポートラインを割るか、割らないかでこの下に潜れば大きなトレンドが変わる節目だっただけに、そこから強力な反発があったという事で買い方の勝利となった展開でこの反発で多少は戻す展開になるかなと思います。


問題はどこまで戻すかキーになるかと思いますが、やはりサブプライムローンの問題はNYダウの一晩の上昇で、一気に片がつくものでもなく、長期的なものであることを思えば、ここから大反発して再び上昇トレンドになるとは考えにくい。というよりも難しい。


先日のバーナンキ議長が言っていたように、来年上期までは景気減速があるという見通しはそう簡単に覆らないだろうと思うので、反発の勢いがどこでまた減速するかに注目したいと思います。


反発も限界があるとみています。それがどこのラインかわかりませんが、NYダウのトレンドの波をみるかぎりでは、13600ドル前後が一段落、さらには13900ドルあたりと見ています。


ここを超えられずに下落に転じてくるならばやはり力は足りないと思って良いと思います。前回の上昇の山の部分ですから・・・・


という事で、今日の強烈な上昇も景気好調の裏づけからくる本格的な反騰とは思えず、不安心理からの好転という事でごく短期的な戻りと考えています。


よって大きく上昇した値動きにかなり焦りながらも、基本はいつでも売りに転じていられるような態勢をとっていきます。


正直、昨日のNYダウの上昇は、いまだに思うのは、「国家レベルの騙し上げじゃないか?」と思うほど怪しげな急騰劇でした。


おかげで損切りをするはめになりましたが、株式投資においての売りポジションだけでなく、債券や通貨などのほかの金融資産も持っているので何ともいえない気分です。


ドルも現物で持っているので、この反発のタイミングをもっていい頃合に円買いに切り替えようと企んでいます。


という訳で予想外にもNYダウが上昇してきましたが、これに対応するようにタイミングをみて資産をリバランスして行こうと思っています。


またトレードにおいては、短期的な戻り上昇をみて買いポジションに転換しつつ、上昇の頃合をみてまた戻り売りで売り優勢のポジションを持ちたいと思っています。


サブプライムローンは、そんなに簡単には終わらない!そもそもウォルマートは、小売業であり、サブプライムローンの影響は受けにくい業種である事からこの会社の業績発表を見て、今後のアメリカ経済の景気具合を見るには材料が少なすぎると見ます。


当然、影響を受けやすい企業は景況感は悪いだろうし、あまり受けない企業はもともとの景気好調の流れを受け継ぐ事はあると思う。


そういう意味で、今までの売上や利益をみた業績発表にフォーカスするのではなく、今後の景況感をみてサブプライムローンが実体経済に及ぼす影響を考えれば、景気好調が続くアメリカ経済が今後も続いていくとは考えにくい・・・


そもそも先週にバーナンキ議長が言っている通りに景気減速は避けられないはずから。という訳で昨日1日の暴騰も再び長期的な上昇トレンド復活するというシナリオは考えにくく、今後も景気減速となる動きや、サブプライムローンの悪材料が出ることが予想されます。


よって反発上昇も、タイミングを見ながら売り優勢で下落相場で勝てるトレードをしていくことが望ましいと思っています。


と言いつつも、短期では反発の動きなのでこの動きにはある程度は乗るつもりです♪


という訳で、本日はこの辺で〜!


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この株ブログの管理人
井手 剛(イデ ツヨシ)

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【証券会社】VALU / SBI証券
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