PERとは?株価の割安・割高を計る?
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企業価値に対して、株価が割安、割高を調べる投資指標として参考となるものに、PERという数値があります。
例えば、1株当たりの利益はEPSですが、この数値が高いからと言って株価が高いとも安いとも限らないのです。
ですから、EPSだけで判断して株を買おうと考えてしまったらば、既に株価は割高なのに買ってしまって逆にリスクを負うことになる事になる訳です。だから、その時に役に立つのが、株価の割安か割高かを表す投資指標のPERが役に立つというわけです。
そんなPERの算出計算式はこちら!
■ PERの計算式
株価
PER(倍)= ___________
1株当たりの利益(EPS)
ここでさらにEPSも含めて、PERを企業で比較してみよう〜!
■ A社の株価 1000円
EPS(1株当たり利益) 50円
1,000(株価)
PER = _______ = 20倍
50(EPS)
■ B社の株価 90万円
EPS(1株当たり利益) 3万円
90万(株価)
PER = _______ = 30倍
3万(EPS)
という訳でこの場合は、株価の割安感を比べた場合には、A社の方がPERの倍率が低くて割安という事になります。
ただ、このPERの投資指標を使うときにはちょっと注意が必要です。それは、PERは必ず同業種間での比較にするという事です。
例えば、新日鉄や住金などオールドエコノミーと言われる産業のPERと、新興市場の企業のPERとでは、全く違う数値で株価の割安・割高を比較するのに参考にならないからです。
ですから、PERなんて役に立たない!
と言い切ってしまうのは、ちょっと勿体無い。
もしPERで比較するならば、同業種でのPER平均値から見て、その企業が割高のPERなのか?割安のPERなのかで判断するべきでしょう。
それならばPERを投資指標として利用するには、少しばかり参考となるはずです。
同じ業種の中で今その会社の株価がどうなのか?この判断にPERは多少なりとも役に立ちます。
ですが、このPERに捕らわれすぎることや、もしくは異業種間でのPER比較はやっても意味がないどころか、間違った比較方法なので注意が必要です。
それと・・・
PERの補足ですが、実績PERと予想PERの両方があります。これは、前期までの実績EPS数値を使って算出するのが、実績PERの事で、当期の業績予測のEPSを使って算出するのが、予想PERなのです。
この2つの方でどちらか大事かと言えば、株価は先のほうを見て推移すうので、予想PERの方が重要だと言えます。
という訳でこのあたりのPER数値も含めて、比較してみるとより効果的でしょう
以上、PERという株価の割安・割高を検証する投資指標でした。
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