モノラインの救済策で株価が上昇?

本日の日本株は、前日のNYダウの大幅上昇を受けて堅調に上昇した相場となりました。前日のNYダウが200ドルを越える下落で始まったかと思えば、終わってみれば200ドル以上の上昇で終えた相場になりました。


この動きをみて、一時的にある程度の投売りが出ての大幅反発した形になっています。この動きを受けて日本株も順当に上昇した展開となりました。


前日より263円上昇の13092円となっています。前日より上昇率にして2%弱です。またJASDAQは1%上昇あまりでしたが、マザーズ、ヘラクレスにおいては2%以上の上昇となっています。


また日経先物において夕方のイブニングセッションは、50円安の13010円で引けており、本日の日中の日経平均より弱い形になっています。


それとシカゴ日経先物においては日経平均13000円を大幅に越えて上昇している展開になっています。


この動きをみれば、ひとまずサブプライムローンの不安から少し落ち着きを取り戻しつつあるというような反発上昇していく展開になりそうな感じです。


なんでも米政府によるモノライン(金融保証会社)への支援策がまとまりつつあるとの見方が強まっている事からの信用収縮後退からの上昇らしいのですが、どうでしょうねぇ・・・


モノラインという新しい金融用語も登場して、サブプライムローンへの対応策が具体的になってきたと言う感じです。


モノラインについてのロイター記事


モノライン救済協議の記事


モノラインが倒れるとヤバイのはなぜ?


これらの記事を全て読めば、大体良くわかると思いますが以下に簡単に要約しておきます(笑)


つまり、サブプライムローンの焦げ付きでサブプライム関連の証券化商品が償還されず、債務保証していたモノラインが肩代わりしている状態となっており、経営危機に襲われています。


このモノラインの格下げが起きれば、モノラインが保証していた金融商品の評価も下げざるえなくなり、サブプライムローンの追加評価損が発生するという事になる。


という事でこのモノラインに対して格下げが起きただけで、サブプライムローンの追加評価損がもりもりと出てくると言う訳です。


なのでこのモノラインを救済して格下げしないようにするというのが、米国政府のモノラインに対しての支援策の内容といえます。


さてこの内容を見て、考えてみてどう思いますか?
根本的な解決策にはなっていないと思うのですが・・・


もともとその格付けしていた金融商品自体が、誤った格付けであれば、格付け保証金融会社のモノラインを支援したところで、根本的な解決になっていないように見えるのですが、いかがでしょうか?


モノラインがサブプライムローンの償還を肩代わりしているのであれば、ここに政府の公的資金が大量に投入されれば、モノラインを通じて政府が対策を行っている事になるのでしょうか?


だとすれば、公的資金の投入額はどのくらいになるのかが、また注目する所です。おそらく本格的にやるならば、相当な額になるはずです。


このモノラインに対しての動向をみつつ、NYダウの動きを睨みながら、一先ずは日経平均は反発上昇して行く展開になりそうな感じです。


昨日、今日と連日の上昇となっており、良い感じで終わっています。あとはNYダウが今晩も上昇する形になれば、明日の週末の日本株も底堅い展開になりそうです。


NYダウが反落であれば、日本株ももちろん影響は受けると思いますので、その限りではないです。


と言うわけで本日はこの辺で。


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という訳で本日はこの辺で〜!


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この株ブログの管理人
井手 剛(イデ ツヨシ)

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